Art Sorter
Art Sorterガイド

Eagle・Hydrus・digiKam・XnView・Art Sorter 比較:大量のイラストを整理するならどれ?(2026年版)

画像フォルダが手に負えなくなったときに候補に挙がるツールを、一つの表で比べます。整理するのは誰か、ファイルはどこに残るか、いくらか、自分の状況にはどれが合うか。

更新日 2026-09-23 · OriLabs Studio

この記事の対象

イラスト、AI生成画像、スクリーンショット、保存したファンアートが何千枚もたまったフォルダがあり、それを整えたい人向けです。以下のツールはどれもこの用途で勧められますが、解決している部分がそれぞれ違います。問いは一つです。整理するのは自分か、プログラムか。

この記事では Eagle、Hydrus Network、digiKam、XnView MP、Adobe Bridge、Art Sorter をその観点で比べます。各ツールは実際に得意なことを基準に書きました。Art Sorter が向かない場合もそのまま書いています。

一覧比較

EagleHydrus NetworkdigiKamXnView MPAdobe BridgeArt Sorter
主な用途資料を集めて閲覧するライブラリタグ中心の大規模アーカイブ写真管理(カメラ写真、RAW)高速ビューアと一括処理Adobe 作業向けファイルブラウザ散らかったフォルダを自動整理
整理するのは自分(タグ、フォルダ、スマートフォルダ)自分(タグ、共有タグリポジトリ利用可)自分+人物の顔検出自分(フォルダ、一括リネーム)自分(キーワード、評価)プログラム:画像を見てキャラクター・場面ごとにまとめる
ファイルの置き場所Eagle ライブラリ内Hydrus データベース内自分のフォルダ(索引のみ)自分のフォルダ自分のフォルダ自分のフォルダ(通常ファイル、データベースなし)
重複処理基本的強力、確認キューありあり、類似検索あり、内容基準なしサイズ違いの複製まで拾い、確認用に分ける
習得の難しさ低い高い低い低い低い
対応環境Windows、macOSWindows、macOS、LinuxWindows、macOS、LinuxWindows、macOS、LinuxWindows、macOSWindows 10 / 11
価格有料ライセンス無料、オープンソース無料、オープンソース個人利用は無料Adobe アカウントがあれば無料買い切り。フォルダ全体を無料プレビュー、300枚は元画質で残る
オフライン動作可、何もアップロードしない

Eagle

Eagle は、資料を一枚ずつ集めてライブラリを作るなら最も洗練された選択肢です。ブラウザ拡張で出典ごと保存でき、スマートフォルダが整理を助け、色や形のフィルターで大きなライブラリも素早く見られます。

弱点は、最初の仕分けが手作業なことです。すでに未整理のファイルが 5,000 枚あるなら、Eagle は良い置き場所を用意してくれますが、そこへ入れてはくれません。ファイルは Eagle ライブラリの中に入るため高速ですが、コレクションがアプリに縛られます。

向いている人:資料を意識的に集め、タグ付けが好きなデザイナー・イラストレーター。詳しくは Eagle 代替ガイド へ。

Hydrus Network

Hydrus はタグを中心に作られた無料のオープンソースアーカイブです。非常に大きなコレクションも扱え、重複ツールが本格的で、共有タグリポジトリからタグを取り込めるので全部を自分で打つ必要はありません。

弱点は、ファイルを自前のデータベースに取り込むこと、画面に慣れるまで時間がかかること、そしてタグ管理をしたい人向けに作られていることです。そうでなければ仕組みが多すぎると感じます。

向いている人:booru 風の個人アーカイブが欲しく、習得に時間を使える人。詳しくは Hydrus 代替ガイド へ。

digiKam

digiKam は歴史のある無料の写真管理ソフトです。カメラ写真に強く、RAW 対応、位置情報タグ、人物の顔検出、実フォルダと対応するアルバムがあります。

弱点は、認識機能が写真の顔向けに作られていることです。イラストの中のキャラクターではまとめてくれず、絵の場面や順番も拾いません。イラストに対しては、自分でタグを付ける良いビューアになります。

向いている人:写真家、コレクションの大半がカメラ写真の人。

XnView MP

XnView MP は高速なビューア兼一括処理ツールです。閲覧、変換、一括リネーム、比較、内容基準の重複検索。フォルダをそのまま扱い、個人利用は無料です。

弱点は、自分では何も整理しないことです。何をどこに置くか決めたあとで使う道具です。

向いている人:素早い閲覧と一括処理。ほかのツールと併用されることが多いです。

Adobe Bridge

Bridge は Adobe アプリに付属するファイルブラウザです。Adobe アカウントがあれば無料で、フォルダをそのまま読み、Photoshop・Illustrator の作業でのキーワード、評価、プレビューに向いています。

弱点は、XnView と同じく整理を代わりにはしてくれないこと、Adobe と無関係なコレクションには重いことです。

向いている人:一日中 Photoshop や Illustrator の中で作業する人。

Art Sorter

Art Sorter がするのは一つ、大きく散らかったフォルダの最初の仕分けです。フォルダをウィンドウに落とすと、ファイル名ではなく画像を見ます。同じキャラクターをまとめ、場面で分け、順番に並べます。サイズ違いの複製も拾って確認用に分けておきます。あとから新しい画像が来ても、全体を並べ直さずに似たものの隣へ差し込めます。

結果は自分のディスク上の通常のフォルダとファイルです。ライブラリもデータベースもなく、PC の外へ出るものもありません。

弱点は、Windows 専用であること、タグやスマートフォルダで閲覧するアプリではないことです。それが必要なら最初の一歩として使い、整理済みの結果を Eagle や Hydrus に渡してください。

Art Sorter 使用前後:混ざったイラストフォルダがキャラクター・場面ごとに並ぶ
Art Sorter 使用前後:混ざったイラストフォルダがキャラクター・場面ごとに並ぶ

向いている人:未整理のイラストや AI 画像が何千枚もある人、X・Patreon・Fanbox・pixiv から一枚ずつ保存してきた人。

状況別の選び方

組み合わせて使う

上のツールは二者択一ではありません。よくある組み合わせ:

  1. 散らかったフォルダを Art Sorter にかけ、キャラクター・場面ごとにまとめる。
  2. グループに名前を付ける。
  3. XnView でそのまま閲覧するか、名前とタグを Eagle や Hydrus に書き出す。

手作業の最初の仕分けに何時間もかけずに、タグ付きライブラリが手に入ります。

よくある質問

自動で整理してくれる画像整理ソフトは?

ここに挙げた中では Art Sorter だけが画像そのものを見てまとめます。Eagle、Hydrus、digiKam、XnView、Bridge は、自分やルールで付けたタグ・フォルダ・メタデータに頼ります。digiKam は写真の顔を検出できるので人物写真には役立ちますが、描かれたキャラクターには当てはまりません。

ファイルを通常のフォルダのまま残すのは?

digiKam、XnView MP、Adobe Bridge、Art Sorter は自分のフォルダをそのまま扱います。Eagle と Hydrus はファイルを自前のライブラリやデータベースへ移します。

無料なのは?

Hydrus Network と digiKam は無料のオープンソースです。XnView MP は個人利用無料。Adobe Bridge は Adobe アカウントがあれば無料。Eagle は有料ライセンス。Art Sorter は買い切りで、フォルダ全体を整理してみる無料プレビューでは 300 枚が元画質で残ります。

インターネット接続が必要なものは?

ありません。6 つとも PC 上で動きます。Art Sorter は画像をアップロードもしません。整理は自分のパソコンの中で完結します。

自分のフォルダで試してみてください

フォルダ全体を無料でプレビューし、300枚は元の画質のまま残ります。アカウントもカードも不要。Windows 10 / 11。

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