WD14 Tagger や TagGUI で画像をフォルダ分けする方法と、うまくいかない理由
WD14 Tagger と TagGUI は画像にタグを付けますが、並べ替えはしません。タグをフォルダ分けに使うには何が必要か、どこで行き詰まるか、スクリプトなしでキャラ別・シーン別にまとめる方法。
先に結論
WD14 Tagger(Stable Diffusion WebUI のタグ付け拡張)と TagGUI が得意なのは、画像を見て 1girl, long_hair, school_uniform, outdoors のようなタグを書き出すことです。ファイルを動かしたり、フォルダを作ったり、順番に並べたりはしません。これでフォルダ分けをするには、タグを読んで行き先を決めるルールやスクリプトを自分で用意する必要があります。
ルールを書かずにキャラ別・シーン別のフォルダにしたいなら、まとめる作業そのものを任せられるツールのほうが向いています。Art Sorter は内部で WD14 のようなタガーを使い、キャラクター判定とシーン判定のモデルと組み合わせて、結果を一本の並びにします。
タグ付けで得られるもの
- 画像ごとのタグのテキストファイル、またはファイル名へのタグ書き込み
- 髪の色、服装、人数、屋内か屋外かといった一般的な要素の判定
- レーティングの推定(フォルダ分けに使う人もいます)
「タグからフォルダへ」が崩れるところ
- キャラクタータグが当てにならない。 有名なキャラは名前で出ますが、オリジナルキャラやマイナーなキャラ、AI 生成のキャラは一般的なタグしか付きません。黒髪ロングで制服の別キャラは、タグ上は同じに見えます。
- タグは順番を知らない。 短いストーリーになっている一連の画像も、順番のないタグの集まりとして返ってきます。
- ルールが増え続ける。 「long_hair と school_uniform はフォルダ A」は十枚なら回りますが、一万枚になると数十のルールと例外の管理になります。
- ほぼ同じ画像が混ざったまま。 同じ絵を二度保存したものや縮小版は、タグ付けでは見分けられません。
代わりにどうするか

タグは検索用に使い、どの画像が同じグループかはまとめるツールに決めてもらいます。
- Art Sorter をインストールします(Windows 10 / 11)。
- フォルダ、または zip・7z・rar をウィンドウにドロップし、コピー(元ファイルはそのまま)か移動を選びます。
- 同じキャラクターの画像(絵柄や作者が違っても)をまとめ、同じシーンを近くに置き、順番に並べ、重複を別にしておきます。
- 違うところはドラッグで直し、グループの名前は一度入力すれば全部に付きます。
- 検索用のタグも欲しい場合は、Hydrus のサイドカー、digiKam・XnView MP 用の XMP、Eagle、CSV に書き出せます。
処理はすべて PC の中で行われ、画像がアップロードされることはありません。
よくある質問
Stable Diffusion WebUI や Python は必要ですか? いいえ。Art Sorter は普通の Windows プログラムです。
グラフィックカードは必要ですか? いいえ。DirectX 12 対応の GPU があれば自動で使われ、速くなります。
キャプション付けには TagGUI を使い続けてもいいですか? はい。学習用のキャプション付けとコレクションの整理は別の作業なので、併用して問題ありません。